こんにちは、やっぴー(@torinoolympic) です。

こういった疑問に答えていきます。
この記事を書いている僕は、5年間ほどカナダに留学していました。きちんと現地の大学を卒業しています。
カナダに年単位で留学した場合、数百万円単位でお金が必要になります。その多額のお金をどう管理をするのが正解なのでしょうか?
留学中のお金の管理方法と言っても色々な方法があります。
- クレジットカード
- 現金
- 現地で銀行口座を作って国際送金
- プリペイドカード
- デビットカード etc
本記事では、留学のシチュエーション毎にどのようにお金を管理すればいいのかを解説していきます。
目次
カナダ留学のお金の管理の話【カナダの大学卒業生が詳しく解説】
まずは、留学中のオススメのお金の管理方法について解説していきます。
①現地で銀行口座を開設して、日本から国際送金してもらう。
現地で銀行口座を開設するパターンです。合わせてクレジットカードやデビットカードも発行してもらえます。しかもオンラインバンキングは日本より発達しています。
ちなみに僕の場合は、RBC(Royal Bank of Canada)で銀行口座を開設し、そこで同時に作ったRBCのクレジットカードやデビットカードで決済していました。カナダの口座には、日本から親に送金してもらっていました。
メリット
カナダで銀行口座を持っていると何かと便利。
例えば、家賃支払いの時、現金払いでなく銀行送金が使えるところですね。多額の現金を持ち歩かなくて済みます。
デメリット
デメリットは2つあり、まず1つ目は留学先に着きたての人、英語をうまく話せない人には難易度が高い点が挙げられます。ただ、初めて来る人は最初はホームステイから入ることが多いので、ホームステイファミリーが口座開設の手助けをしてくれるので安心。
もう1つのデメリットとしては、日本からお金を送金してもらうと手数料が高い。普通に数千円かかります。そんなに頻繁にすることではありませんが、なかなかいい値段なので結構負担です。
②日本で作成したカード(クレジットカード・デビットカード)を持っていく。
カナダでの買い物の決済を日本で作成したクレジットカードやデビットカードで行い、現金も多少持って行くパターン。
メリット
現地で口座開設などの面倒な手続きがないので楽チン。
デメリット
あまりに長期間の場合(1年以上)は、日本の銀行口座の残高に注意する必要がある。
また、円建て決済なので、毎決済毎に為替リスクを背負う必要あり。為替レートが悪くなった時に負担額が増えます。
③プリペイドカードを持っていく。
日本でプリペイドカードを作成して持っていく。カナダの買い物の決済も、現地通貨の引き出しもプリペイドカードで行うパターン。
プリペイドカードって何?
プリペイドカードってなかなか聞きなれないものだと思いますので、少し説明をしていきます。
端的に言うと、あらかじめ日本円でチャージしておいて、カナダ留学中はカナダドルで決済できるという優れものです。
しかも決済時だけでなく、ATMでお金も引き出せる(しかもレートが街中の両替屋より良い)ので使い勝手がいいのが特徴です。
要するに、カナダ留学中クレジットカードのようにも使えるし、キャッシュカードのようにも使えるとっても便利なカードということですね。
プリペイドカードを使うメリット
メリットが3つあります。それぞれ解説していきます。
- 口座登録が必要ないから安心。
- チャージした金額しか使えないから安心。
- 24時間365日の紛失補償対応。
口座登録が必要ないから安心。
口座登録をしないということは、クレジットカードと違って銀行口座と紐付けされることがありません。だから万が一の盗難・紛失があっても安心なのです。
それに加えて、カード紛失時の残高がしっかり補償される制度もあるのでさらに安心。(後述)
チャージした金額しか使えないから安心。
あくまでプリペイド(前払い)なので、チャージした金額のみ使うことができます。
留学中はつい気持ちが大きくなってしまい財布の紐が緩んでしまいがちなので、支出管理できるのも魅力の一つです。
24時間365日の紛失補償対応。
前述の通り、カード紛失時は24時間365日運営の「紛失・盗難デスク」に連絡することで、すぐにカード使用をストップでき、しかも紛失時点での残高を補償してもらえます。
デメリット
デメリットは特にはありません。プリペイドカードは留学中のお金の管理手段としてかなり優秀なので、1枚作っておくことをオススメします。
④大量の現金を両替して持っていく。
非現実的ですが、大量の現金を両替して持っていくパターンです。
メリット
特にありません。大量の現金の持ち歩きは、なるべくやめた方がいいです。
デメリット
デメリットは「大量の現金を持ち歩くのは危険。」これに尽きますね。
あとは、レートが悪い空港等で大量に両替すると損をします。せめて街中で両替しましょう。
【おまけ情報】実際に僕が使っていたレートの良い外貨両替所 in バンクーバー
Photo by VBCE
VBCEという外貨両替所です。
何と言ってもレートが良いです。しかも、運が良ければ日本語を喋れる人が担当してくれることもありオススメです。
シチュエーションごとの留学中のお金の管理方法
シチュエーション①:短期留学(〜6ヶ月未満)
短期留学の場合のオススメは、クレジットカード+プリペイドカードの併用。
理由は、短期間の留学であればクレジットカード付帯の保険が使えるというのと、プリペイドカードの利便性が高いからですね。
※クレカの付帯保険は期間3ヶ月までというのが多いので、それ以上の期間の方は他の保険に加入することも検討した方がいいです。
海外旅行保険が付帯したクレジットカード一覧
カードの種類 | 年会費 | 賠償期間 | 死亡 | 傷害・疾病 | 賠償責任 | 救援者費用 | 携行品損害 | その他サービス内容 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
エポスカード![]() | 永年無料 | 3ヶ月 | 最大500万円 | 傷害200万円 疾病270万円 | 2,000万円 | 100万円 | 20万円 | ・緊急医療アシスタントサービス ・キャッシュレス・メディカルサービス |
Booking.comカード![]() | 永年無料 | 3ヶ月 | 最大2,000万円 | 傷害100万円 疾病100万円 | 2,500万円 | 150万円 | 20万円 | ・Booking.comでサービスを受けられる。(常時10%引きなど) |
楽天カード | 永年無料 | 3ヶ月 | 最大2,000万円 | 傷害200万円 疾病200万円 | 2,000万円 | 200万円 | 20万円 | ・楽天市場での買い物が優遇。 |
シチュエーション②:中期留学(6ヶ月〜1年)
期間が1年までの中期留学であれば、プリペイドカードで十分です。カナダで銀行口座を開くまでの手間をかける必要はないです。
おすすめプリペイドカードはこちら
- 発行手数料無料。
- 紛失・盗難時も365日24時間対応で安心。
シチュエーション③:長期留学(1年〜)・ワーホリ
基本的には中期留学と同じプリペイドカードでの決済もOKなのですが、長期留学やワーホリの場合、現地の銀行口座を持っておく方が色々と便利です。
実際僕は5年留学していたので、カナダで銀行口座を開き、その口座に日本から海外送金してもらっていました。
例えばこういう状況で便利でした。
- 留学・ワーホリ先でアルバイトをする場合→現地通貨で給料をもらうため、管理のために銀行口座がある方が便利。
- ルームシェアやホームステイの場合→家賃の支払いで多額の現金を持っての移動が怖い場合、銀行口座の送金が安全。
こういった感じで、長期留学やワーホリの場合でもプリペイドカードを使っても全然OKなのですが、現地の銀行口座も開設しておくとさらに便利です。
特に年単位で滞在する場合は、現地の銀行口座+現地のクレジットカード/デビットカードでの決済に移行する方がいいでしょう。
長期になればなるほど、日本円ベースのプリペイドカードだと決済になり為替変動リスクがつきまとうので、現地通貨でお金を持っておくことで為替変動のリスクを回避できます。
賢くお金を管理することで、留学にかかる費用を下げることができる!
お金の管理の仕方でセーブできるお金は、知っているのと知らないのでは雲泥の差です。
短期留学だと、クレジットカードの付帯保険をうまく使うことで、無駄な保険に入らなくても済みます。
中期留学だと、ある程度まとまったお金が必要になり、ところどころで現金が必要になる状況も出てきます。
そういう時は、現地のATMで現金を格安の手数料・良いレートで下ろすこともできるプリペイドカードが活躍します。
長期留学やワーホリでは、家賃支払いの際の銀行送金や現地アルバイト代の現地通貨管理のために現地の銀行口座が必要になります。現地の銀行口座でお金を管理することで為替リスクを回避できます。
その場合は、うまく前述のプリペイドカードと組み合わせて、カナダの口座にお金を移す手数料を少なくすることも可能です。
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