投資

【老後資金2,000万円】インフレが資産に及ぼす影響を徹底解説!

2019-06-12

こんにちは、やっぴー(@torinoolympic) です。

早速ですが、僕は過去の記事で投資を今始めるべき理由を執筆しました。

>> 【2,000万円の老後資金?!】今、投資をするべき理由を解説してみた

その記事では、複利の大切さを述べているのですが、実は目に見えないところで進行している怖い事実が隠されています。それはインフレです。長期間、インフレ率以下の金利で資産を保持すればするほど、インフレによってどんどん資産価値が目減りしていくのです。

先日から世間を賑わせている金融庁が2,000万円老後のための貯蓄が必要だと報告書を発表した件について、これは本気で「そろそろ投資しないとまずいよ」と言っている風にも取れなくはありません。

それでは、今回はインフレについて深掘りしていきたいと思います。

 

そもそもインフレとは?

インフレーション(Inflation)のことで、物価が上昇することを言います。言い換えると、モノの値段が上がることで、貨幣価値が下がることを意味します。

例えば簡単な例で、インフレ前にりんご1個100円だったとして、インフレ後に200円に値段が上がったとしましょう。

インフレ前 インフレ後
りんご1個の値段 100円 200円
100円あたりでりんごを何個買えるか 1個 0.5個

インフレ前100円で1個りんごを買えていたのが、インフレ後は100円で0.5個なので、すなわち100円の価値が下がったということを意味します。

これがインフレの基本的な意味になります。ここまでで勘がいい方はお気づきでしょうが、これからもし仮にインフレし続けると当然貨幣価値が下がり続けるので、それに伴い資産の価値も下がり続けてしまいます。それが本記事の論点となります。

日本のインフレ率ってどんなもの?

インフレ率の計算方法はいろいろ計算方法があるのですが、今回はCPI(消費者物価指数)ベースの統計を提示するので、CPIを用いた計算方法を提示します。CPIとは私たちがお店で購入する商品・サービスの小売価格の変動を表した指数です。

今年のインフレ率=(今年のCPI - 昨年のCPI )/ 今年のCPI

要するにCPIの1年間の変動率、すなわち物価の変動率となります。プラスになれば昨年より物価上昇、逆にマイナスになれば昨年より物価下降を意味します。

下の表はIMFのホームページから参照した、CPIベースでの過去40年間の日本のインフレ率の推移です。

Japan
Year Inflation Rate(%) Year Inflation Rate(%) Year Inflation Rate(%) Year Inflation Rate(%)
1979 3.70 1989 2.27 1999 -0.34 2009 -1.35
1980 7.78 1990 3.08 2000 -0.68 2010 -0.72
1981 4.91 1991 3.25 2001 -0.74 2011 -0.27
1982 2.74 1992 1.76 2002 -0.92 2012 -0.05
1983 1.90 1993 1.24 2003 -0.26 2013 0.35
1984 2.26 1994 0.70 2004 -0.01 2014 2.76
1985 2.03 1995 -0.13 2005 -0.28 2015 0.79
1986 0.60 1996 0.14 2006 0.25 2016 -0.12
1987 0.13 1997 1.75 2007 0.06 2017 0.47
1988 0.68 1998 0.66 2008 1.38 2018 0.98

出典>>IMF

上の表からこんなことが言えると思います。

1980年代:凄まじいインフレ率

1990年代:インフレ率が低調になり始める

2000年代:デフレ傾向

2010年代:微妙にインフレ

続いて、試しに1979年時点で2,000万円の価値があった資産が、2018年でどれくらいの資産になったのか計算してみました。※いわゆるタンス預金で金利0%と仮定。

Year Inflation Rate(%) 資産 資産の増減
1979 3.70 19,259,630 -740,370
1980 7.78 17,761,504 -1,498,126
1981 4.91 16,889,030 -872,474
1982 2.74 16,426,095 -462,935
1983 1.90 16,114,045 -312,050
1984 2.26 15,749,607 -364,437
1985 2.03 15,429,532 -320,076
1986 0.60 15,337,635 -91,896
1987 0.13 15,318,283 -19,353
1988 0.68 15,214,339 -103,943
1989 2.27 14,868,626 -345,714
1990 3.08 14,410,893 -457,733
1991 3.25 13,942,331 -468,561
1992 1.76 13,696,907 -245,424
1993 1.24 13,526,648 -170,259
1994 0.70 13,432,576 -94,072
1995 -0.13 13,449,756 17,180
1996 0.14 13,431,383 -18,372
1997 1.75 13,196,629 -234,754
1998 0.66 13,109,271 -87,358
1999 -0.34 13,154,012 44,742
2000 -0.68 13,243,010 88,997
2001 -0.74 13,341,015 98,006
2002 -0.92 13,464,219 123,203
2003 -0.26 13,498,760 34,541
2004 -0.01 13,499,917 1,157
2005 -0.28 13,538,115 38,197
2006 0.25 13,504,357 -33,758
2007 0.06 13,496,249 -8,108
2008 1.38 13,309,990 -186,259
2009 -1.35 13,490,053 180,062
2010 -0.72 13,587,178 97,126
2011 -0.27 13,623,542 36,364
2012 -0.05 13,630,618 7,076
2013 0.35 13,583,396 -47,222
2014 2.76 13,208,229 -375,167
2015 0.79 13,103,947 -104,281
2016 -0.12 13,119,235 15,288
2017 0.47 13,057,941 -61,295
2018 0.98 12,929,986 -127,955

1979年時点で2,000万円あった資産価値が、ものの見事に(?)約1,300万円弱に目減りしています。その差なんと700万円!インフレが資産にどれだけ大きいインパクトを与えているか分かるかと思います。

銀行に預けていればインフレ時は銀行金利も高いはずなので、資産減少額は抑えられるだろうという批判もあると思いますが、今回は話を明確にするためにタンス預金ベースで考えています。

インフレにどう対抗する?

インフレに対抗するには、インフレ率を上回る利率で資産を運用するしかありません。例えば、2018年のインフレ率は0.98%でした。銀行預金の場合、銀行金利は大体のところで0.01%です。ということは、資産は0.01%分増えますが、インフレによって価値が0.98%目減りするので、実質0.97%資産が目減りするということになります。

もし仮に株式投資で3%の利率が確保できるとしましょう。そうした場合、3%-0.98%でおよそ2%は資産が増加することになります。インフレの効果を打ち消して、更に資産を増やすことが可能ということです。

今後のインフレはどうなる?

現状の安倍政権はアベノミクスの三本の矢の一環で、デフレの脱却というスローガンを掲げています。

そういうこともあってか、Googleで「Inflation rate japan forecast」と調べると大体のサイトが今後は1%以上のインフレ率は続くと予想しています。もし仮に1%のインフレに対して何もアクションを起こさなかった場合、資産が20%近く目減りする計算になります。

この記事のまとめ

最後に僕が言いたいのは、この事態に対してなるべく早い段階でアクションを起こすべきです。僕(30代前半)より若い世代は特に、年金を頼りにすることなく自分でせっせと資産を形成していかないと、惨めな老後を送ることになりかねません。人生100年時代と言われるように、老後は長いです。老後を楽しく過ごせるように、今からアクションを起こしていきましょう。

最後にこの記事のまとめです。

まとめ

  • インフレとは物価が上昇し、貨幣価値が下がること。
  • 日本のインフレ率は波があるが、最近は1%前後。
  • インフレに対抗するには、インフレ率を上回る利率が必要。
  • 今後も1%超のインフレ率が見込まれるので、早めにアクションを起こしてほしい。

以上になります。

もし、この記事の内容で僕に質問したいことがあれば、Twitter(@torinoolympic)またはTOPページの問い合わせフォームにて受け付けております。お気軽にメッセージください。

  • この記事を書いた人

やっぴー(YAPPY)

33歳、和尚兼フリーランス。

自由な暮らしをテーマに、生活に役立つ情報を発信中。テーマはダイエット、留学、英語、メルカリ必勝法など、自分の体験談を交えて執筆するよう心がけています。

現在、30kgのダイエットに挑戦中!

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