こんにちは、やっぴー(@torinoolympic) です。

こんな疑問に答えていきます。
この記事を書いている僕は、カナダに5年留学した経験があり、その内1年半くらいホームステイで暮らしていました。
みなさんはホームステイと聞いてどんなイメージを想像しますか?
- 「宿題を手伝ってもらう!」
- 「ファミリーの子供や犬と遊んで、毎週末はどこかに連れて行ってもらう!」
- 「毎回美味しい食事が出る!」
僕もこんな風に思ってカナダに渡航しましたが、正直言って理想論すぎました。現実は違っていました。
僕は3ファミリーでお世話になりましたが、正直なところガッカリすることが結構ありました。
なので、今回はホームステイではガッカリすることがあるということについて説明しつつ、もし「ハズレ」だった場合どうすべきかなど、ホームステイでの生活を快適に過ごすためのコツを紹介していきます。
目次
カナダのホームステイ事情【行く前に知っておきたい予備知識】
ホームステイファミリーは基本的には、お金をもらって部屋と食事を提供する、言ってみれば「部屋貸し業」です。
しかし、お金を得る代償として、ホームステイファミリーには「果たすべき義務」があり、しっかりホームステイコーディネーターと契約を交わしています。
その最低限の果たすべき義務さえやっておけばいいと考えるのか、それ以上のことをやってくれるのかはそのファミリーの性格次第なのです。
ホームステイファミリーの義務
大学の提携先の場合
例えば僕が通っていたリジャイナ大学のホームステイプログラムのページには「ホストファミリーの果たすべき義務」として下記のものが挙げられています。
- リジャイナに着いた時と日本に帰る時の空港の送迎
- 銀行口座を開設する手伝い
- 毎日の3食の食事
- 適切な家具がある個室(シーツなども込み)
- 共用トイレ
- インターネット、電話、テレビの使用
- 家族のイベントに参加(本当の家族と同じ扱い)
事細かにやるべきことが決められていて、恵まれた環境ですね。送迎や銀行口座開設の手伝いなどもありがたいサービスです。
個人手配の場合
大学提携先のホームステイほどきちんとしていない可能性があります。
「どんなことが期待できるのか」をきちんと確認して、契約を交わすべきです。
ホームステイは当たり外れがある
前述した通り、ホームステイファミリーにとって、ホームステイは「ビジネス」です。
やるべきことをやってくれれば不愛想でも文句は言えませんし、向こうから事あるごとに構ってくれるような優しい人がいるのも事実です。
こればっかりは運なのでどうすることもできません。
もし「ハズレ」のホームステイを引いてしまったら?
もし運悪く「ハズレ」を引いてしまった場合、泣き寝入りはNGです。
もし大学提携のホームステイならば、必ず大学にホームステイコーディネーターがいるので優しく相談にのってくれますし、苦情も受け付けています。
個人手配で直接契約ならキリのいいところで退去、仲介者がいるなら連絡するべきです。
僕の経験談
僕もおばあさんの一人暮らしのホームステイ先に滞在していた時に、本来無料で出されるべき水のペットボトルを買わされたことがありました。
他にもいろいろと「おかしいんじゃないか?」と思うことが積もり積もっていたので、コーディネーターに全て洗いざらいクレームをいれたら、即座にホームステイ先の変更をしてもらえましたよ。
ホームステイにこだわらなくても、他にも住むところはいくらでもあります。
大学留学生やESL生なら大学寮があるし、シェアハウスをするという手もあるし、高くつきますがアパートを借りるという手もあります。いろいろと検討してみましょう。
ホームステイファミリーでの過ごし方の注意点
行ってからガッカリしないように、ホームステイで過ごす時の注意点を紹介していきます。
ホームステイの食事
朝ご飯
平日の朝ご飯は自分で用意します。休日はファミリーが用意してくれてみんなで食べることが多かったです。
平日はパンをトーストして食べるか、シリアル+牛乳のパターン。休日はパンケーキの印象が強いです。
昼ご飯
平日の昼ご飯も、自分でチーズやハムを挟んだサンドウィッチを作って持っていくパターンが多かったです。
休日は友達と遊ぶことが多く、基本的には外食でしたね。出かけない時も、勝手にパスタとか辛ラーメンを作って食べていた印象です。
夜ご飯
夜ご飯は毎日作ってくれます。内容は、家によって違います。
おじさんの一人暮らしのところでは、割とシンプルで豪快な料理が出ることが多かったですし、おばあさんのところはしっかり作ってくれていました。健康に気を使っていた老夫婦の家では、健康的な食事が毎日出てきました。
夜ご飯がいらない時は連絡必須
「学校終わりに友達と夜ご飯を外で食べる約束をした」という時は、電話などで「夕飯いりません」と連絡してあげましょう。
作って待ってくれているので、マナーとして。
ホームステイでのお風呂
カナダの中部あたりは水不足になりやすいというのもあって、時間制限される場合が多いです。
例えば「15分以内でシャワーを済ませて欲しい」みたいな感じです。後の人に迷惑がかかるので、きちんと従いましょう。
ホームステイでの洗濯
洗濯はセルフです。ほとんどの家が乾燥機とセットなので、干す手間もなく楽です。
バスタオルは、半年以上の長期で行く場合は自分で準備しておいた方がいいでしょう。滞在が1ヶ月未満の短期なら貸与してくれる場合もあるので、ファミリーに確認しておきましょう。
ホームステイを使うといいのはこんな人!
初めてカナダで留学/ワーホリに来た人
初めてカナダに来た時はめちゃくちゃ不安です。英語もあまり話せないでしょうから、以下の点でホームステイが圧倒的にオススメです。
- 面倒見てくれる人がいるからいざという時に安心
- 英会話も無料でできる。
出費を抑えたい/楽したい
一人暮らしするよりも、かなり出費が抑えられます。
例えば、僕が実際にホームステイしていたリジャイナ大学のホームステイプログラムでは、部屋代、食事、インターネット、自転車の貸与などコミコミで1日30CADです。
しかも一人暮らしだと面倒なご飯作りもやってくれるので楽ですね。
- 滞在費が1日30CAD(リジャイナ大学基準)
- ご飯を作ってくれる。
こんな感じでメリットもたくさんあるのがホームステイ。
確かに自由が効かないし、ハズレを引いてしまうと面倒ではありますが、ホームステイは基本的に利用価値が高いです。うまく使って、良い海外生活を送りましょう!
以上です。